三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ピチモたちはなぜラブベリーに行った?

半分が移籍するも・・・

f:id:GYOPI:20150711003901p:plain:rightピチレモンが休刊となると、それに合わせたかのようにラブベリー(LOVE berry)が復刊。

その上、直前までピチレの専属モデルだったコたちが、こぞってラブベリーのモデルに殺到(さっとう)するというオマケつき。

休刊時の現役ピチモ29人中、実に過半数ジャストとなる15人もが、何事もなかったかのようにラブベリーに登場しているのです。

移籍メンバーの質

しかし、一口に「元ピチモ過半数が移籍」といっても、その内訳はどうなのでしょうか。それぞれがピチレにおいて、どんな地位にいたのか、ようは質。

この機に移籍した面々は、正真正銘(しょうしんしょうめい)ピチレのエースなのか、それに準ずるエース級なのか。または、ピチモ歴だけは長いものの毒も薬にもならない中堅(ちゅうけん)メンバーなのか。はたまた、近年出番皆無(かいむ)の干され組なのか。

今日の三月の転校生では、ラブベリー移籍組の"質"に注目しつつ、そもそも移籍という選択は正しかったのか、考えてみます。

休刊時ピチモの表紙回数

f:id:GYOPI:20160105025536p:plain
※本来なら、最後の12月号の表紙は現役全員であり、全員が表紙1回以上となるわけですが、最終号の表紙は多分にセレモニー的なものであり、一般的な表紙の価値を持たないため、今回の集計から除いています

四天王は全員が回避

モデルの質を量るための、お手軽かつ格好(かっこう)の材料といえば表紙回数。上のリストは、休刊時の現役ピチモの表紙回数を多い順にランキングにしたものです。

すると一目瞭然(いちもくりょうぜん)。なんと、現エース福原遥ちゃんから、次期エース鶴嶋乃愛ちゃん、さらにはエース有資格者とさる上白石萌歌ちゃん&優希美青ちゃんにいたるまで、圧倒的な人気を誇った上位4人は、いずれもがラブベリー行きを回避(かいひ)しているのです。

もはやこれで、ある程度今日の答えが出てしまった気もしますが、もうちょっと続けます。

その他、表紙1回組からも2人が回避したので、けっきょく表紙経験者でラブベリーに行ったのは、たったの3人。全部で15人も移籍者がいるにも関わらず、です。

ようするに、移籍しなかった組とは、ここであせって新しいお仕事を決める必要がないという余裕のあるコ、またはお仕事実績のあるコともいえそうです。

条件は?

ちょっと切り口を変えます。先月に更新したラブベリー移籍者のまとめに日記でも書いたとおり、移籍者の事務所も、ピチモ歴も、ピチレ実績も、学年も年齢も、どれもがごちゃ混ぜのピンキリ。

まさにどこからも満遍(まんべん)なく入っていることから、休刊時メンバーに対しては、ほぼ全員にラブベリーの話が持ちかけられたことが分かります。

で、その後は提示された条件を基に、本人の判断か、事務所の意向か、とにかく移籍を受け入れるか、断るか、道が別れたわけです。

移籍の代償

もちろん、藁(わら)にもすがる思いで話に飛びつくのも、余裕をもって断るのも、人それぞれ。問題は、提示された条件です。

この点につき、恩田乃愛ちゃんは、自身のオフィシャルブログにて「専属」「専属」と連呼している一方で、関りおんちゃんのブログには、ピチレ決定のときに「専属」と書いたのと異なり、今回は「登場します」としか書いていありません。

ということで、専属契約なのか、そもそも次号の正確な発売日すら未定の雑誌に専属としてどれくらい拘束(こうそく)られるのかは不明ですが、ある程度動きづらくなるのは当然のこと。

今回の15人にとっては、移籍の代償(だいしょう)として、年齢的にギリギリとなるニコラ移籍はもちろん、近いうちのセブンティーン行きや、ポップティーン行きも難しくなったといえそうです。

モデルを目指さない組

もちろん、本格的にモデルを目指さないメンバーや、さらなるオトナ系ファッション誌への移籍を考えないメンバーもいるし、中学生モデルがほぼ終点というメンバーもいます。

身長的に、150台前半である関りおんちゃん&大原優乃ちゃんといったところは、中学生モデルがギリギリのラインだし、青島心ちゃんや、恩田さんちの乃愛ちゃんは、なにより女優が第一志望。

となると、残るモデル志望のコたちは、何をどう考えて、今回の移籍を決断したのでしょうか。

モデル志望グループ

身長170超のスタイル抜群組として、小4からモデルを目指す山崎紗彩ちゃんを筆頭に、ピチレ史上ナンバーワン身長の吉村花音ちゃん、さらにはここ3ヶ月で3センチも伸ばし174となった古川優奈ちゃんの3人。これに加えて、モデル志望の中野ケイナちゃん。

この4人は、いずれも本格モデル系で、今すぐどこの雑誌に行ったとしても、スタイルでは負けないレベル。

そんな元ピチモを代表する豪華メンバーが、ラブベリーでこのまま埋もれてしまうのは、やっぱりもったいない気がします。

現在、鶴嶋乃愛ちゃんが、ポップティーン専属を目指してがんばっている姿をみるにつけ、特にこのモデル系4人については、ラブベリーを即断(そくだん)せず、一般オーディションでも事務所オーデでも、顔みせでも、もうちょっと時間をかけて他誌移籍を模索(もさく)してみてもよかったのかもしれません。

掛け持ち向き

最後に、このラブベリーという雑誌は、どんなタイプのモデルに向いているのか、現時点における同誌の特徴を上げつつ、今日のまとめとします。

そもそも、季刊予定であって、かつ、50人を超えるモデルを擁(よう)しているからには、明らかに掛け持ち向きです。

実際、誌面でも「アイドル」を前面に打ち出しているように、アイドル活動と平行して、もしくは、そのついでに、片手間に、ラブベリーへも登場するというのが本来の姿。

人気アイドルがモデルとして登場すればラブベリーの売り上げにも貢献するし、一方でアイドル本人にとっても「ファッションモデル」という肩書きにより、箔(はく)がつくことになります。

まとめ

そう考えると、ラブベリー登場モデル53人のうち、15人という大勢力を誇るピチレ出身組ですが、メーンとしてアイドル活動を行っているコが圧倒的に少ないのは周知(しゅうち)の事実。

特に、アイドル活動を行わないモデル志望や女優志望のピチモ出身者にとっては、ラブベリーのお仕事は、決して効率のいいものではなく、むしろ歯痒(はがゆ)く、かつ物足りないものとなりそうです。