三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ラブベリーモデルのニックネーム傾向と対策

新旧で最大の変化

f:id:GYOPI:20151231033518p:plain:right今月22日に復刊となった「LOVE berry(ラブベリー)」。ただし、一口に復刊とはいうものの、2012年の休刊から、空いた期間は4年近く。

となると、実質ゼロからの再スタートであり、ほぼ"創刊なみ"といえるかもしれません。

そのためモデル陣も、事前に専属オーディションをへた自前の専属モデルをそろえるのではなく、とりあえずは、人気アイドルや他誌モデル経験者を掻(か)き集めたもの。

ということで、旧ラブベリーにおける最大の特徴(とくちょう)であり、他誌との最も際立った差異とされた「モデルの誌上ニックネーム」から、"らしさ"がすっかり消えてしまっています。

ラブベリーといえば?

ラブベリーの特徴といえば、なんといっても専属モデルのニックネームが独創的だったこと。下の名前の一部に「ぴょん」(かえぴょん)、「たん」(はうたん・しゅくたん)、「のん」(ほののん)を付けるのは当たり前。

さらには、「もん」(もえもん)、「ぼん」(るりぼん)、「マン」(ユイコマン)から、中学生雑誌で初となる白抜きの「☆」(きょんきち☆)や、ぬりつぶしの「★」(あさひ★)、さらには「P」(せいP)といった記号・アルファベットまでが入ったり。

こうして、もはや何でもありだった旧ラブベリーのニックネーム。特に、当時のライバル誌であったピチレモンやニコラのモデルのニックネームが、前者は下の名前を"ひらがな"に、後者は下の名前を"カタカナ"に、が基本形であったこともあり、その異様さが際立っていたわけです。

ラブベリーは?

で、今回。最初にも書いたように、第1号のモデル陣は、全員が芸能活動経験者で占められました。

となると、各自がすでに公式ニックネームを持っている、もしくは定着した呼称があるわけで、あえてラブベリーが誌上ニックネームを決定・改定する余地がなくなったといえます。

こうして、モデルのニックネームが各自の「持込み」となったことで、ラブベリー最大の特徴だった妙な愛称が失われるにいたったのです。

元ピチレ組の検証

で、ここからが本題。それでは、ピチレ出身の15人のラブベリー誌上におけるニックネームは、どうなったでしょうか。ピチレ時代とどう変わった、もしくは変わらなかったのでしょうか。

ラブベリーに入ったAKBや他のアイドルの公式ニックネームはあまり良く知らないので、元ピチモについて、ピチレ時代の公式ニックネームと今回の誌上における新ニックネームとを比較してみます。

ピチレ時代と変わったケース

01.黒川心(ここ⇒こころ)
02.杉本愛莉鈴まりりん⇒まりり)
03.古川優奈(ゆうな⇒ゆーな)
04.中野ケイナケーナ⇒けーな)
05.井頭愛海(マナ⇒まな)


変わったのは5人

一覧表の通り、ラブベリーにおいて、ピチレ時代のニックネームが変化したのは5人。以下、変わった5人についてみて行きます。

ここちゃんこと黒川心ちゃんは、なぜか下の名前がフルネームになって「こころ」に進化。

同様に、杉本愛莉鈴ちゃんも、ピチレ時の「まりりん」から「まりり」と下の名前そのままに。来年は高1となることもあり、さすがに「まりりんは無い・・・」といったところでしょうか。

一方、古川優奈ちゃんのピチレ時は、「ゆうな」と下の名前そのままだったのが、今回、自身のオフィシャルブログにおける一人称でもある「ゆーな」になりました。

また、中野ケイナちゃんは、ピチレ時の「ケーナ」から、音はそのままにひらがなで「けーな」に。クール担当だったピチレ時と異なり、ひらがなに変わったことで、やわらかい印象となった感じです。

最後の井頭愛海ちゃんは、カタカナの「マナ」から、ひらがなで「まな」に。ピチレの「まな」といえば、江野沢愛美ちゃんの永久欠番だったわけですが、晴れて新天地で解禁です。

その他、上の一覧表の中にない、ひなな、りおん、さぁや、のんたん、のんのん、リリ、もも、いぶ、ゆうの、ここるんの10人は、ピチレ時代の愛称をそのまま持ち込んだ形となりました。

まとめ

本人の希望か、事務所の意向か、はたまた編集部の方針か、いずれにせよ、ニックネームが変わったコと、変わらなかったコの基準は不明です。

それでも、編集部の一定の方針として、モデルのニックネームにつきひらがな志向にあるということは確かなよう。

実際、今回の登場モデル全53人中で、ニックネームがカタカナなのは、たった1人だけ。村瀬リリヤちゃんの持ち込んだ「リリ」のみとなっています。(一見「り(かな)」と「リ(カタカナ)」は区別を付けずらいですが、誌面を良く見るとカタカナであることが分かります)

ということで、こんな風に他の登場アイドルについても、公式ニックネームと誌上でのニックネームとを比較してみるのも面白いかもしれません。