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三月の転校生 Season3

ピチレモンのモデルさんに関する日記

専属モデルになる方法

2種類のオーデ

f:id:GYOPI:20151103025713p:plain:right雑誌の専属モデルになるためのオーディションとしては、一般的に大きく分けて2つの種類があります。

1つは、各雑誌名やモデルの呼称(こしょう)がオーデ名に付いた、おなじみの「一般オーデ」であり、もう1つが意外と知られていない「事務所オーデ」。

以下、両者の違いについて、主に事務所オーデを中心に、ついでに「所属オーデ」と「非オーデ」、さらには「顔みせ」にも触れつつ、専属モデルになる方法を解説していきます。

事務所オーデと所属オーデ

本題に入る前に、まずは事務所オーデと所属オーデの違いについて、両者の名前自体が紛(まぎ)らわしいのでちょっと説明しておきます。

事務所オーデは、以下で改めて詳しく解説しますが、カンタンにいうと芸能事務所に所属している人だけが受けられる限定オーディション。ドラマやCM、雑誌の専属モデルなどなど、多くの場で実施されています。

一方の所属オーデとは、その名の通り芸能事務所に所属するためのオーディション。中学生モデルでおなじみの事務所、たとえばスターダストであれ、エイベックスであれ、エバーグリーンであれ、多くが各事務所のホームページにて、常に募集されてます。

ということで、ここからが本題。以下の専属モデルになる経緯図(けいいず)を確認した上で、まずは、一般オーデについてのお話から始めます。

専属モデルになる経緯

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一般オーデ

一般オーデとは、その応募資格を満たしていれば誰もが参加できるオーディション。実施の際は、事前に広く世間に告知し、より多くの応募者を集めようとします。

ピチレモンだったら「ピチモオーディション」、ニコラの場合は「ニコラモデルオーディション」、ニコプチの場合は「ニコプチモデルオーディション」、セブンティーンの場合は「ミスセブンティーン」。

とにかく、芸能活動経験ゼロ、事務所に所属していない普通の読者の女のコでも、専属モデルになれるという、年に1度のチャンスとなります。

事務所オーデと非オーデ

一方の事務所オーデ。こちらは、タテマエ上ピチレでは実施していないということになっていたため、これまでの三月の転校生では、ほとんど触れてきませんでした。

ピチレの本誌巻末にも「ピチレモンのモデルになるには"一般オーデ"と"非オーデ"だけ」といった説明が書いてあったように、編集部もその存在を認めていません。

ちなみに、非オーデとは他誌で言うところの「事務所すいせん(顔みせ)」。主に所属事務所サイドからの売り込みにより、編集部で個別に面接を行い、その採否(さいひ)が決まるというもの。芸能事務所に所属する"プロ組"の特権といえます。

では、改めて事務所オーデとは、何ものなのか。非オーデとは、どこがどう違うのでしょうか。

事務所オーデとは?

事務所オーデとは、今日の冒頭にも書いたように、芸能事務所を対象とした専属モデルを選考するための限定オーディションです。

一般オーデのように、広く世間に告知して、応募を待つのではなく、反対に編集部の方から各芸能事務所に実施を知らせて、応募をお願いします。

各社「○人まで」といった応募人数の制限があるため、事務所としては、自社内で選考を行い、その雑誌に最も合致(がっち)したタレントや、これから売り出したい新人さんなどを送り込むことになります。

高レベル

となると、そもそも事務所に所属しているコを対象とする上、さらには事務所内で選ばれた精鋭(せいえい)が集合するわけですので、明らかにレベルは一般オーデを大きく超えるもの。

当然、書類選考は無く、オーデの最初の段階から、応募者全員に直接面接やカメラテストを実施し、最終的に合否が決定することになります。

実施の具体例

たとえばニコプチの場合は、年に1度実施。ある時期、一気にまとめて新モちゃんたちがたくさん入ってきたときこそ、事務所オーデが実施された目印です。

具体的には、2014年でいうと12月号。伊藤小春ちゃんや西川茉佑ちゃんをはじめ、同号ではまとめて大挙(たいきょ)5人が加入しています。

一般オーデと事務所オーデ

では、一般オーデと事務所オーデとの違いは何か。一般オーデは、ピチレでいうと特にピチモオーディション史上最初で最後となる完全な一般限定で実施された2013年、鶴嶋乃愛ちゃんのような原石を発掘できる可能性がある反面、年齢や身長さえ満たしていれば誰でも応募できる点、基本的に"スタイル"や"見ため"的に、とてもモデルとなる水準に達しない応募者がほとんど。

1万通の応募から、乃愛ちゃん級の原石はごくごくごくわずかであり、審査にかかる時間や実施の準備を考えると効率はかなり悪いといえます。

一方で、事務所オーデは、すでに書いたように、応募時点で事務所のお墨付(すみつき)。誰を見ても水準以上のレベルにあり、まさに編集部の好みによって、選り取り見取り(よりどりみどり)の選考ができるわけです。

一般オーデの価値

もちろん、一般オーデはその雑誌の顔であり、最大の売りとされる目玉企画。読者に対し、自分もモデルになれるかもしれないという期待を抱かせるからこそ、雑誌が維持できているという面もあり、いくら効率が悪くとも、決して廃止することはできません。

なにより読者人気は、見えないところでイキナリ専属モデルになった事務所オーデ組(非オーデ・顔みせ含む)ではなく、一般オーデ出身組にこそ集中することになります。

ピチレでいうと、次期エース格の乃愛ちゃんほか、休刊時のエース福原遥ちゃんも、関根莉子ちゃんも、前のエース山口乃々華ちゃんも、前の前のエース志田友美ちゃんも、さらにはちょっと飛ばして初代オーデ出身のエースとなった右手愛美さんにいたるまで、ここ10年来の歴代エースは全員が一般オーデ出身です。

バランス感覚が大切

だからといって、安易にプロ組を一切排除し、専属モデルを素人の一般組で固めることも現実的ではありません。事務所組のお仕事に対する姿勢や経験は、一般組にとって学ぶことも多いはずです。

一方で、いくら「使いやすい」からといって、プロ組に頼りすぎては、これまた読者の失望を招くことになります。

ということで、何が大事かといえば、その両者のバランス。一般オーデと事務所オーデの割合を上手く組み合わせて、共存を図っていく雑誌こそが、売り上げを伸ばし、成功する秘訣(ひけつ)といえそうです。