三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ピチレモン復刊に向けて

廃刊ではなく休刊

f:id:GYOPI:20151129025142p:plain:right中学生雑誌ピチレモンは、現在発売中の2015年12月号を持って休刊となりました。

よく混同されるところではありますが、復活の見込みゼロで雑誌の終了を意味する「廃刊」ではなく、あくまでも一時的にお休みするという意味の「休刊」です。

では、いったん休刊となった後、数年のときを経て実際に復活した雑誌の例はあるのでしょうか? ピチレ復活の可能性はあるのでしょうか?

復刊の前例は?

すると、少なくとも2000年以降の過去15年に休刊した中学生雑誌に限ってみてみると、復刊した例は1つもないというのが現状です。(⇒参考:休刊の歴史

代表的なところでは、2005年休刊の「メロン」、2006年休刊の「CANDy」、2010年休刊の「ディアデイジー」、2011年休刊の「ハナチュー」、そして2012年休刊の「ラブベリー」がありますが、いずれも現時点で復活の見通しは立っていません。

ブランドは継続

とはいえ、休刊発表にも「ピチレモンのブランドは存続」とあったように、主に単行本の別冊シリーズ書籍にて、名称を使用していく方針。

また、休刊決定時に公式サイトに掲載された編集部メッセージとして「いったんお休みとさせていただきます」と、お休みを強調している点。

さらには姉妹誌「キラピチ」の存在ほか、なにより中学生雑誌市場におけるニコラ独占体制は、近い将来に必ずやライバル誌参入のチャンスとなりうるであろう点などなど考えると、100%復刊は無いとは言い切れないところかもしれません。

復刊に向けて

そこで、復刊に向けて新連載シリーズのスタートです。ピチレモンは、なぜダメになったのか、なぜ読者の支持を失ったのか。いったいどこがいけなかったのか。

「オーディション制度」「合格者の引き受け事務所」「編集長」「編集方針」「広げすぎのネット展開」「特定ピチモの推し」などをはじめとする原因をしっかり考え、反省し、いずれ来るかもしれない復刊の際には、これらを生かさなければなりません。

リニューアルは単なるキッカケ

そもそも「リニューアル失敗」「過去最低の7万部」は最後のダメ押しであり、単なる結果論。言ってしまえば、休刊決断の1つの"きっかけ"に過ぎません。では、ピチレ失墜(しっつい)の根本的原因は?

ということで、休刊ドキュメント第2期シリーズは来週以降、休刊に至る過程を「○年○月:□□事件」「○年○月:××騒動」といった感じで時系列に追いつつ、休刊にいたる道筋はすでに1年以上前から定まっていたことを実証してみます。