三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

Pichile新ユニット「CMS」と「ハニガ」の行方は?

りこはる後

f:id:GYOPI:20150813023551p:plain:rightPichile(ピチレモン)9月号では、福原遥ちゃん&関根莉子ちゃんの「りこはるコンビに続け!」とばかり、編集部選定による次世代トリオ2組のお披露目がありました。

編集部も、ようやく本気で「りこはる後」を見すえ、近い将来、Pichileの中心となるべきピチモを考え始めたようです。

CMS

で、その新ユニットの筆頭格が「CMS」。荒川ちかちゃんの「C」、上白石萌歌ちゃんの「M」、そして志田彩良ちゃんの「S」ということで、この高1組3人が、編集部の描く次期エース候補とされました。

ただし、いずれもが高1ということで、それぞれピチモ卒業までの残り時間が問題。確かにここ最近、相次ぐ卒業延長により、定例の卒業時期が遅くなりつつはありますが、最年長の高2で単独エースを務める、はるちゃんが、まだしばらくがんばる点を考えると、次世代&次期エース候補とはいえない気もします。

Honey Girls

一方、王道のCMSに対抗する、ガーリー系ユニットとして「ハニーガールズ」。メンバーは、鶴嶋乃愛ちゃん、平塚日菜ちゃん、そして関りおんちゃんということで、まさに、"女の子らしさ"全開のピチモトップスリーをそろえた印象。こちらは、全員中学生ということで、次世代としては、より期待できそうです。

ちなみに、上記CMS含め、今回の新トリオメンバーには、基本的にピチモ歴2年以上の実績を誇る人気モデルがズラッと並ぶ中、ただ1人、今年のオーデで加入したばかりの新ピチモから、りおんちゃんが入っている点も注目です。

さすがに編集部も、りおんちゃんの人気の高さをしっかり認識していることがうかがえ、納得の選抜といえそうです。

編集部主導は失敗するパターン

ただし、こうして編集部が主導し、読者に押し付ける形で定着を図るコンビやトリオ、その他複数名によるユニット結成は、得てして失敗するケースが多いのも事実です。

実際、モカちゃんの元祖Pichileユニット「MMM」は、残りのMの2人のうち、優希美青ちゃんはPichile休養中、もう1人の石田美月ちゃんは、ここ最近の出番の減少ということで、ついに定着するにいたりませんでした。

また、去年のオーデ直後、合格したばかりの杉本愛莉鈴ちゃん&岡田結実ちゃんを「ゆいまりりん」として強力に売り出し、ピチモ歴わずか半年でイキナリ表紙に出したりもしました。しかし結果、読者から反感すら買ってしまい、いつのまにか自然消滅。

さらには、ちょっと前になりますが、江野沢愛美ちゃん&志田友美ちゃんがツートップを務めた「まなゆう時代」。編集部は、ここに無理やり、他誌移籍の未来穂香ちゃんらを加え、新ユニット「スターピチモ」として、強く押し出しましたが結局メジャーになりきれず。読者にとって、「まなゆうコンビ」は、最後まで「まなゆうコンビ」のままでした。

成功するパターン

一方のユニット成功例といえば、なんといっても、はるんちゃんの「H」に、五十嵐ありさちゃんの「A」、中山咲月ちゃんの「S」を合わせた「HAS」があげられます。

こちらは、まさにピチモ本人による主導。はるんちゃんたち自身が「HAPPYブログ」などで結成を発表し、やがて読者に定着。それを編集部が後追いする形で、誌面でも用いられるようになりました。

その他、山口乃々華ちゃん&長崎すみれちゃんの「ののすー」や、ののすーを中心とした拡大ユニット「SNRS」も同様のパターン。これらはいずれも、ピチモ本人というより、本誌のファッションページや着回し企画などのタイトルに、たまたま名称が使われた結果、それが後に読者の間で広まって、本格的に定着していったものです。

定着なるか

ということで、こうしてみると、意外にも(?)ピチ読は「上からの押し付けが嫌い」という面が見えてきます。

編集部の言ったとおりに、従順にハイハイと従うのではなく、ちゃんと自分たちの意見を持って、それぞれのユニットについて支持・不支持を決めていることが分かります。

さてさて、CMSとハニガとが、読者に受け入れられるのか。今の「りこはる」や、1世代前の「SNRS」のように、Pichileの顔として定着するのか。今から1年後、エーストリオとして、誰からも認識されるように成長しているか。期待しつつ、見守っていきたいと思います。