三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

みんな気になる!書類審査の舞台裏

書類審査の仕組みを知る

f:id:GYOPI:20150301020549p:plain:rightピチモオーディションの第1次審査は、書類審査です。送られてきた応募用紙のみによって、書類通過者、つまりは2次審査に進める人が決まります。

では、審査員は、書類のどこに着目して合格・不合格を決めているのでしょうか。また、そもそも、どんな風に1次審査は行われているのでしょうか。

今日の三月の転校生では、誰もが気になるピチモオーディション第1次審査の舞台裏に迫ります。

1次審査はどう進む?

まずは、書類審査の進め方から見ていきます。毎回集まる10,000通近い応募用紙は、いったいどうやって審査されるのでしょうか。

以下は、今から少し前の年になりますが、実際のピチモオーディションにおける1次審査の進行です。

さすがに最近の審査では、多少なりとも方法が変わっているかもしれませんが、それでも基本的な考え方は一緒ですので、十分に参考になると思います。

50枚ずつの束

最初のポイントとして、集まった応募用紙は、まず約50枚ずつの束にまとめられます。応募総数10,000通と仮定すると、全部で200束。

続いては、それぞれの束の上、もしくは右側を、ダブルクリップでガッチリとめ、パラパラめくれる状態にします。

あとは、これらの束を、複数いる審査員が順番にパラパラめくりつつ、目を通していくことになります。

具体的には、審査員みんなで机に向かって座り、1つの束が終わったら、隣の人に渡し、反対側の人から新しい束を受け取るといった感じ。こうして、各審査員が200束全てをチェックするわけです。

付せんを貼る

もちろん、単にチェックするだけではありません。そもそも、10,000枚も見ていくわけですから、各審査員は、自分の気になった応募用紙(応募写真)に対しては、なにかしらの目印を打っておく必要があります。

そこで用いられるのが、付せんです。応募用紙を見ていくうち、「このコ気になる!」と、ピンと来たコに対して、付せんをつけておきます。

ということで、ここまでが書類審査の第1段階。審査員個人としての作業です。その後は、第2段階に入り、審査員みんなで、最終的な1次通過者を決めていくことになります。

1次通過候補を抜き出す

各審査員が、それぞれ200束をチェックし終わると、必ず何通か、付せんがビッシリとたまった応募用紙がでてきます。ようするに、多くの審査員が"ピンと来たコ"。

そこで続いては、付せんのたまった応募用紙を、束の中から抜き出して、1枚1枚を大きな机の上に広げて並べます。この時点で、おおよそ100通前後にしぼられます。

はじめて文字を見られる

実は、ここからが、書類審査の本番。なにしろ、それぞれが多くの審査員の目に留まったコ達ですから、とにかく高レベル。そんな応募用紙が100通近くも残るのです。

なお、この段階、抜き出されて机に並べられるという時点になって、はじめて応募用紙の"文字部分"が読まれることになります。裏を返せば、ここまでは"写真"のみしかチェックされないということ。

そもそも、審査員は10,000枚も見てくわけですので、それぞれの用紙について、いちいち文字なんて読んでられません。顔がいい、スタイルがいい、華がある。とにかく、パッと"見た目"が水準に達していてはじめて、文字部分が読んでもらえるのです。

文字部分はどこを重視?

では、書類通過候補として抜き出された応募用紙は、文字部分のどこを見られるのでしょうか。

まずは「学年」。実はこれが、もっとも重視されます。当然に、ピチモになったとしても先の短い中3や中2より、小5や小6のほうが将来性、つまりはピチモとしてより長く活動できることになるので、格段に優先されます。

続いて「居住地」。北海道や沖縄・九州より、関東、首都圏のほうが、ピチ撮にも、イベントにも呼びやすいもの。交通費・移動時間の面で、多少有利です。

あとは「自己PR」。珍しい特技や、面白い経歴のコ。魅力のあるコ。審査員に「このコ、直接会って話してみたいな」と思わせる、そんなコが有利です。

身長は関係ない

ちなみに「身長」ですが、ピチモオーディションに限っては、それほど重視されません。実際、去年のオーディションでは、身長148で黒川心ちゃんが受かっているし、卒業生からは、山口乃々華ちゃんも、志田友美ちゃんも140台で合格しています。ということで、特に気にしないでOKです。

とまあ、こんな具合で、文字部分もそれなりに参考にしつつ(あくまでも"見た目"こそ大事)、あとは、審査員どうし、話し合いの上、最終的に20人から30人前後の1次合格者が決まっていくわけです。

まとめ

繰り返しますが、以上みてきたものは、数年前の書類審査の実態であり、現在も、同様の形で行われているかどうは、確認できていません。

それでも、1万通の書類から、30人前後の書類合格を決める方法として、審査員が全部の応募用紙に目を通し、それぞれ目に付いたところをピックアップ。その後、全員で話し合って、1次合格を決めるといった手順は、大きく変わりようがありません。

ということで、三月の転校生で、ずっと書き続けている「とにかく応募写真が大事」というのが、よく分かってもらえたと思います。