三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ドリームオーディションの正体

ドリームオーデとは?

f:id:GYOPI:20141116012513p:plain:right正式名称「ドリームピチモオーディション」。ピチレモンの創刊29周年(⇒参考:30周年の嘘)を記念して行われる「ピチレ3大オーデ企画」の第2弾となります。

応募受付は、11月1日から30日までの1ヶ月間。現在発売中のピチレモン12月号に、専用応募用紙が付いています。

通常オーデとどう違うのか?

で、このドリームオーデにつき、ピチ読の誰もが感じる一番の疑問は、「2月号で行われる通常のピチモオーディションと何が違うのか?」。

わずか2カ月後に、毎年恒例の専属モデルオーディションが行われるわけで、なぜ今、この時期にドリームオーデなるものが実施されるのか。また、合格したとして、では合格後の扱いは専属モデル(ピチモ)と、どう違のか。そもそも、ドリームオーデの位置づけは?

ということで、管理人あてにも、メールで同様の疑問が届いていることですし、また、現に締め切りまで、まだ10日も残し、応募を迷っている人も多いかと思います。

そこで以下、いったいドリームオーデとは何ものなのか。現時点で判明している情報を整理しつつ、三月の転校生として、その実態に迫ります。

不可解なドリームオーデ

ドリームオーデにつき、奇妙な点、不可解な点を列挙、整理します。具体的には、「募集告知が変」「"ご当地"が消えた」「"読者モデル"が消えた」の3つのポイントにつき、順番に検討していきます。

以下を読み進めるにあたり、その準備として、ピチレ12月号、11月号、9月号の3冊を手元に置き、適宜、本文中で指定するページを参照していくと、より分かりやすいと思います。

募集告知がテキトー

不可解その1は「募集告知」。今月号の113ページを開いてください。ここが全面、応募用紙となっていて、その右側、112ページの左下、小さい囲みが「募集要項」となっています。

でも、これ。一見して分かる通り、ストーリー系連載「ピチレ学園」の物語に連動した企画となっていて、見ようによっては、正式なオーデというより、「ネタ企画」「ふざけている」と受け取られかねません。

実際、編集部としても、ちょこちょこと小さく「応募の決まり」を載せるだけで、何月何日に1次合格発表、何月何日に面接といった「審査スケジュール」が無ければ、合格後どうなるか&どんな活躍の場があるかといった「採用後の展望」もありません。もちろん「所属事務所の斡旋・紹介」もなければ、「交通費&撮影料」といった記載もナシ。

つまり、9月号実施のピチ歌オーデや、年明け実施のピチモオーデのような、"ちゃんとしたオーデ"には必ずあるべき「ルール」「必要事項一般」が、なんと全く示されていないのです。

"ご当地"はどこに消えた?

不可解その2。ピチレ9月号の94&95ページの間にある折り込み部分を開いてください。ここには、「3大オーデ」に関する紹介記事があり、その中で今回のドリームオーデについては、「全国各地でイベント開催!」「ご当地ピチモとして、地元でモデル活動!」とあります。

ようするに、ドリームオーデの当初の目的・売りは、東京に行かずとも、地元にいながらにしてピチレで活躍できる、「地方在住者に向けた、地方在住者のためのオーデ」という、その1点にあったのです。

しかし、今回出された、上記「テキトー告知」では、どうでしょう。改めて、今月号の112&113ページを見ると、どこにも「ご当地」の言葉は無く、完全に消えてしまっています。元々の目的である「地方重視」は、いったいどこにいってしまったのでしょうか。

読者モデルの募集停止

不可解その3。一転、ドリームオーデと無関係のように見えますが、先月号をもって「ピチレモン読者モデル」の募集が終了しました。11月号でいうと88ページにある「読モ大募集」が最後となり、12月号ではどこを探しても同様の告知はありません。

となると、今後、誌面に読者代表が載るコーナーはどうなるのか。今月号の105ページ「サブバ事情」や、恒例の「読者スナップ」といった、一般読者の登場ページはどうなるのか。

すると、この事実に、すでに上で述べてきた「オーデ詳細不明」「ご当地消失」を併せると、新編集部による、ある1つの重大な方針転換が見えてきます。

読者モデルの代用品?

ここまで読んできた人は、すでにお分かりの通り、ズバリ「ドリームオーデ」は、読者モデルの代表品。もしくは、読者モデルに準ずる扱い。

そう考えると、合格後の事務所のこと、合格後の活躍の場のこと、交通費&ギャラ云々が、明示されていない点も納得できます。

なんといても、これまでの「ピチレモン読者モデル」というのは、単なる読者代表であり、ギャラも交通費も事務所の紹介も無かったのですから。

同様に、「ご当地」の文字が、なぜか突然に消えたことも、納得できます。あくまでの「ご当地・各県代表」は、旧編集部のアイデア。新編集部が、そのまま受け継がないことも十分ありえるわけで、その形態を「地元代表」から、「読モ代用品」に変えたと解釈できます。

まとめ

以上をまとめると、目的も待遇も身分も展望も、すべてが不明確なドリームオーデに応募することは、リスクが大きすぎ。ハッキリ言って、おススメできません。なにより、あと2カ月待ては、正規の「ピチモ専属オーデ」があるのですから。

それでも、どうしても応募したいという人に対し、あえて利点を上げるとすれば、合格率。たとえどんな形であれ「誌面に載る」「ピチレに出る」ということが目標であるならば、ピチモオーデとは比較にならない高い確率で達成できると思います。

ということで、とにかくピチレに出たい、どんな小さなチャンスも生かしたいという人は、積極的に応募してみてもいいかもしれません。