三月の転校生 Season3

ピチレモンのモデルさんに関する日記

ピチモオーディションと専属モデル契約

合格=専属モデル?

ピチモオーディションに合格すると、ピチレモン専属モデルになれる」。これ、今では当たり前のように思えることですが、「合格=即"専属契約"」となったのは、実は、まだまだ最近のことなんです。

ということで、今日の三月の転校生では、意外と知られていない、ピチモオーデと専属契約に関して、これまでのオーデの歴史を振り返りつつ、詳しく解説してみます。

まずは「読者モデル」として下積み

つい最近まで、毎年2月号&3月号に掲載されるオーデ募集要項には、「ピチモオーディションのグランプリ受賞者は、1年間"読者モデル"として本誌に登場してもらい、1年後、その活躍を基に、編集部と話し合いの上、専属契約に移行するか決定します」とあります。

つまりは、オーデに合格してから最初の1年間は、下積み期間。それこそ、AKBでいうところの「研究生」のような立場であり、その1年の実績&人気の上昇をもって、晴れて「専属モデル」に昇格できるか、判断されたというわけです。

では、「合格=専属モデル」となったのは、いったいいつころからなのでしょうか。以下、まずはざっと、これまでのオーデ制度の変遷を見ていきましょう。

自前オーデを実施する意義

もともと、ピチレのモデルは100%、芸能事務所に所属するプロのモデルさんが務めていました。いわゆる「非オーデ」です。

ところが、1999年になって、新たに「読者からもモデルを選ぼう」という方針が打ち出され、記念すべき第1回となる自前オーディションが開催される運びとなります。

当時の位置づけとしては、「専属モデル=プロのモデル(非オーデ)」に対し、「読者から選ばれたモデル=読者モデル」ということで、第1回以来のオーデの正式名称も、長い間ずっと「ピチレモン読者モデルオーディション」となっていました。

そして、すでに上で書いたように、オーデ合格後、「読モ」として、1年間の活躍が認められた人だけが、専属モデルになれたというわけです。

細かい話

ここでちょっと話がそれますが、「ウィキペディア」の、某ピチモ卒業生のページ。「20○○年、ピチモオーディションに合格し、ピチレモン専属モデル」とあったりします。

しかし、もうお分かりの通り、やや細かいことですが、この表記は誤りです。正しくは、最初の1年間は「読者モデル」なわけで、専属モデルになるは、合格から1年後ということになります。

合格=専属契約になったのはいつ?

話を戻して。では、いったいいつから、ピチモオーディションの合格者に、「読者モデル」という"猶予期間"がなくなり、合格が即専属契約となったのでしょうか。

すると、答えは2011年2月号の「オーデ告知ページ」に見つけることができます。この年のオーデから、初めてタイトル部分にハッキリと「専属モデル募集」と入るようになりました。

ただし、この時点では「1年猶予ルール」は、依然として存在しており、身分としては専属でありながら、1年後に解除されることもアリ。つまりは、「期限の定めのある専属契約」ということになります。

なお、募集要項に「1年間猶予ルール」の表記が消えたのは、2013年のオーデから。ここにようやく、非オーデと同等の「期限の定めのない専属契約」が適用されるにいたるわけです。

"非オーデ優位"から"オーデ優位"へ

もともとピチレは、非オーデのプロが専属モデルを独占し、オーディションの一般合格者は単なる"オマケ"的扱い。明確に、「専属」に対し「読モ」と呼称で区別され、その内で、ごくわずかな優秀者だけが専属に昇格できる。

こうして、まさに、完全な非オーデ優位だったわけですが、今ではその立場&扱いも、すっかり逆転し、完全なオーデ優位。特に、事務所組ではない一般応募組が優位になっています。

実際、歴代のエースも、2003年結成のピチモ発アイドルユニット「ピポ☆エンジェルズ」以降、壁谷明音ちゃん、前田希美ちゃん、吹田祐実ちゃん、志田友美ちゃん、福原遥ちゃん、関根莉子ちゃんといったように、一貫してオーデ組が務めていることからも明らかなように、まさに、非オーデより、オーデ組こそが人気の中心を担っています。

まとめ

以上みてきたように、非オーデは即専属として契約する反面、オーディション合格者は「読モ」として1年間試し、気に入った奴だけ「専属にしてやる」という制度は、完全に時代遅れ。まったく読者に受け入れられず、それに従い、編集部もオーデ制度の変更を通じて、読者の意識・感覚に合わせてきたことが分かります。

今では当たり前とも思える、今日の冒頭に上げた「オーデ合格=専属モデル」の図式ですが、実はこうやって、昔の一般応募からのオーデ合格者には、大きな苦難の歴史があったということも、ちょっと知っておいてください。