三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

編集部から最も推されたピチモ

ピチモ「推され度」ランキング

現役&卒業生ふくめ、たくさんいるピチレモン専属モデルにつき、これまでで最も扱いが良く、最も大事にされたのは誰でしょうか? 編集部から最も期待されたのは誰でしょうか?

今日の日記では、そんな「推され度」を測る指標として、一流ピチモの証明とされる3大難関「表紙」「100質」「個人マンガ」について、それぞれ「初めて表紙になるまでの期間」「初めて個人特集(100質)が組まれるまでの期間」「初めて個人マンガが掲載されるまでの期間」の最短ランキングを出してみます。

その上で、これら3種のランキングを、比較・検討することで、データ面から、ハッキリ&客観的に、編集部からの「推され度」「期待度」の歴代ナンバーワンを確定してみたいと思います。

初表紙までの最短ランキング

 1位:00か月 未来穂香井之上史織
 3位:03か月 森高愛
 4位:04か月 重本ことり
 5位:05か月 前島亜美優希美青
 7位:08か月 福原遥
 8位:09か月 長崎すみれ
 9位:10か月 関根莉子
10位:11か月 江野沢愛美

表紙最短記録の第1位は、初登場がそのままイキナリ初表紙、つまりは「ピチモ歴0か月」の状態で表紙という、前代未聞の記録の持ち主、未来穂香ちゃん&井之上史織ちゃんの2人です。これは、両者ともに、ライバル誌『ラブベリー』(休刊中)からの移籍組ということで、それまでの実績も考慮されてのもの。

ただし、史織ちゃんについていえば、その後の表紙回数は、卒業まで、ついに2回だけにとどまり、かつ、個人特集である100質もなかったころから、多分に「ほののんとのセット」という意味合いの強い初登場&初表紙であったともいえます。

そして、これに続くのが、現役森高愛ちゃんの3か月。愛ちゃんも、同様にラブベからの移籍組ということで、なんと表紙最速ランキングの上位は、元ラブベリーで占められるという、意外な事実が見えてきたりもします。

以下、今年の卒業生重本ことりちゃんをはさんで、前島亜美ちゃん、優希美青ちゃん、そして福原遥ちゃんといった現役組が多く続きます。

ちなみに、これら上位10人のうち、ピチモオーディション出身者はというと、なんと「りこはる」の2人だけ。もう、2人以外は、全員が非オーデ*1となります。

やっぱり、いち早く表紙になるには、事務所所属組として、ピチモになった時点で、すでにある程度の知名度やモデル実績等が必要とされるようです。

個人特集(100質系)までの最短ランキング

 1位:01か月 未来穂香
 2位:05か月 優希美青
 3位:09か月 前島亜美
 4位:10か月 森高愛関根莉子
 6位:11か月 重本ことり
 7位:13か月 長崎すみれ
 8位:16か月 福原遥
 9位:24か月 山口乃々華
10位:25か月 江野沢愛美

個人特集の最速も、またまた穂香ちゃんがダントツ1位で。その記録は、たったの1か月。つまり、初登場の次の号で、さっそく100質があったというわけです。ということで、これまた2位以下に大差をつけての、ほののん圧勝となります。

一方、現役からは、美青ちゃんが2位に入る好成績。美青ちゃんの場合、3ページを使っての伝統的な100質ではなく、その後継となる企画で、若干の縮小版。全2ページの「みお特集」として、質問の数は60コとなっています。

で、ひとり飛んで4位は、「あいりこ」コンビが仲良く揃って入賞。愛ちゃんに関しては、当時、ちょうど話題のテレビドラマ「ビギナーズ!」への出演が決まったところ、事務所としても編集部としても、押せ押せ状態でした。

関根莉子ちゃんについては、記念すべき2012年の5月号にて、初表紙&100質の同時経験という快挙。まさにこの号をきっかけに、単独エースへの道を歩み始めることになります。

なお、はるんちゃんは意外に遅く、個人特集まで、なんと16か月もかかっています。とはいえ、ようやく掲載された2013年11月号のそれは、単なる100質でも、簡略な特集でもなく、とじこみ「はるんBOOK」という形で、豪華な個人特集となっており、さすがに掲載まで時間がかかっただけのことはある仕上がりとなっています。

個人マンガまでの最短ランキング

 1位:07か月 優希美青
 2位:08か月 森高愛
 3位:11か月 福原遥
 4位:19か月 関根莉子
 5位:24か月 上白石萌歌

最後は、個人マンガ掲載までの期間ランキングです。とはいえ、そもそもピチレ誌上で、個別ピチモを主役としたマンガ企画がスタートしたのが、わりと最近で、2012年から。

ということで、ランキングのメンバーを見ると分かる通り、比較的新しいピチモが、というか、すべて現役ピチモで上位を占めることになります。

そんな中でも、トップとなったのは美青ちゃん。ちょうど今月号に、美青ちゃんの芸能デビューのきっかけである、ホリプロタレントスカウトキャラバンのオーディションにつき、応募から合格までを追ったストーリーが掲載されています。

で、2位が、さすがに強い愛ちゃん。ただし、愛ちゃんの場合、当時、まだこのマンガ企画が始まったばかりであり、編集部も試行錯誤する状態。現在のように、「デビューまでの道のりを描くリアルストーリー」というよりは、愛ちゃんを主人公とした読み切り「恋愛物語」といった性格の強いものでした。

なお、はるんちゃんのマンガ「はるんのリアルシンデレラ」(2013年11月号掲載)。これには、小学以来ずっとピチ読だったこと、お仕事の合い間にピチレを読んでいたこと、自分から親&事務所に言ってオーディションに応募したこと、合格してうれしかったこと、初のピチ撮で上手くできず、自信を無くしたことなどなど、はるんちゃんの心情が、丁寧に描かれており、各ピチモのマンガ特集にあって、最も印象深いものとなっています。まだ読んでいない人には、ぜひオススメです。

推され度1位:ほののん

以上、3部門についてみてきたわけですが、「表紙部門」と「100質部門」でダントツ1位の穂香ちゃんが、総合的に、歴代で最も推されていたピチモであったという事実が、ハッキリと見えてきました。

なにしろ、「個人マンガ」が正式に始まったのが2012年からであり、そもそも穂香ちゃんの現役時代は、マンガはなかったわけでです。そう考えると、まさに完全制覇といえ、間違いなく穂香ちゃんこそが、編集部から最も推されたピチモといえます。

2位:美青ちゃん

表紙こそ5位ですが、特集が2位、マンガが1位ということで、美青ちゃんが「推され度ランキング」総合2位。最近のお仕事の状況から見ても、事務所から、特に強力に推されていることもわかります。

ということで、あとは読者人気次第。本誌での活躍機会の増加に伴って、このまま順調に読者人気もアップしていけば、やがては「りこはる」の後を継ぐエースピチモになれるかもしれません。

3位:あいちゃん

愛ちゃんが「推され度」総合3位。やっぱり、初登場から、たった3か月で初表紙に抜擢され、以後、8か月でマンガ、10カ月で100質という、スピード出世はさすがです。

また、いまいちパッとしない(?)同学年のユニット「SNRS」から切り離され、一転「りこはる」とセットにされたのも、今思うと編集部による「推し」の一環といえそう。おかげで、りこはるとの3ショット表紙2回を含め、愛ちゃんは高1世代トップの通算表紙回数を誇るまでになりました。

さらに言えば、愛ちゃんのピチモ加入は中3の夏ということで、一般に中1夏の加入が標準であること考えると、ピチモ歴にして2年の不利があったわけす。にも関わらず、短い間で、ここまで人気が出るにいたったのは、本人の資質はもちろん、編集部の「推し」によるものといえます。

ということで、もし、ニコプチから直通でピチモになっていたとしたら、いまごろのピチレは、愛ちゃんの単独エースだったという可能性も十分に考えられ、そう思うと、ラブベへの回り道は、ちょっともったいなかった気もします。

エースと推され度

以上で、ランキングの発表が終わりました。最後に1つ言えることは、決して「推されナンバーワン」が、そのまま「人気ナンバーワンエース」ではないということです。

穂香ちゃんの時代は、大エース志田友美ちゃんがいましたし、これだけ推された愛ちゃんも、上記のように加入時期もあって、エースにはなれませんでした。

一方で、現在のエースコンビ「りこはる」についていえば、両者ともに「推され度」では、全く上位に入っていません。

エースの条件

こうしてみると、やっぱり、エースになるには、「推され」だけではダメで、これに「オーディション出身」という読者への親近性が加わること必要です。

歴代エースをみてみると、前田希美ちゃんも、友美ちゃんも、りこはるも、すべてオーディション出身者であり、そこに「推され」が加わり、読者人気が上昇することで、ホントのエースが誕生するわけです。

今後の最大の注目点

となると、今後の注目はただ1点。非オーデである美青ちゃんが、歴代2位という、これだけの「推され度」を背景に、将来的にピチモの単独エースになれるかどうか。史上初となる、非オーデによる単独エース誕生となるかどうか。1年後のピチレの状況が注目されます。

*1:専属モデルオーディションを受けずにピチモになる方法。芸能事務所に所属しているタレントが、事務所の仲介によりピチレ編集部に顔見せに行き、その結果、採否が決まる