三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ニコプチ編集部の1推しが毎年ニコラに進級する法則

世代ナンバーワン

f:id:GYOPI:20160703031620p:plain:right今月22日発売のニコ☆プチ6月号では、新たに中2となった黒坂莉那ちゃんや岩崎春果ちゃんたちの世代が卒業。同時に、ニコラ行きが発表されます。

では、今年の卒業生の中からニコラに進級するのは誰か。莉那ちゃんなのか、春果ちゃんなのか。それとも乃亜ちゃん? 西川茉佑ちゃん?

今日の三月の転校生では、毎年の卒業生のうち編集部イチ推しがニコラに行く法則を検証し、週明けに書くニコラ行き予想最終結論へとつなげます。

世代別ニコラ進級一覧

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一覧の見方

上の表は、卒業年次別に各世代の「編集部の推し上位3人」を抽出した上で、そこから誰が実際にニコラへ行ったかをまとめたものです。

ニコラ行き決定者は名前の背景を赤で塗り、その他ニコラ落選組は背景を青で塗っています。

ニコラ進級制度がスタートした2008年から、最新分となる2016年まで、全てのニコラ行きを網羅。2014年のみ例外的に、誰もニコラに行けなかったため、全員が青となっています。

なお、推しの順位付けは、卒業特集号における「名前の表記の順番」「掲載順」「掲載スペースの大きさ」「集合写真のポジション」といった点から客観的に判定しています。

ということで以下、各年ごとにニコラ行きレースの状況と結果を、詳しく解説していきます。

2016:スズナ⇒コハル⇒ノア

編集部の推し順は、表紙にも「スズナ、コハル、ノア、アオミ、カリンの6人が卒業します!」とある通り、名前の順&卒業特集の掲載順から、すんなり決定。

とはいえ、1位&2位の差は、少なくとも読者にとってはごく僅か。この年のニコラ行きレースの行方は稀に見る接戦といえ、涼凪ちゃんと伊藤小春ちゃんのいったいどっちがニコラに行くのか、注目が集まりました。

この点、莉那ちゃんと春果ちゃんが一騎打ちの形でニコラ行きを争う今年に状況に、かなり似ているともいえます。

で、結果。アイドル系で小柄&華奢な女のコを地で行く小春ちゃんを退け、クール系スタイル抜群の涼凪ちゃんが勝利。2人の所属事務所の実績含め、このケースは、今年のニコラ行きを占う上で、大いに参考になりそうです。

2015:カノン⇒ユメノ⇒メル

2015年は最も予想が簡単だった年。なにしろ、卒業生にはニコプチ史上最でも推された人気プチモ香音ちゃんいました。「今年のニコラ行きは99%香音ちゃんで決まり」と、読者の誰もが考えていたはずです。

で、事実その通りとなり、香音ちゃんがニコラへと進級。そんな香音ちゃんは今、2017年度のニコラ部長に就任し、ニコラでもトップを取ることになりました。

ちなみに、興味深いのが編集部の推し順につき、3番手が現ラブベリーのエース関りおんちゃんではなく、現ポップティーン生見愛瑠ちゃんであったということ。実際、名前表記の順も、掲載順も、卒業号前までの表紙回数も、全て愛瑠ちゃんが上回っていました。

2013:サエ⇒メイ⇒モモカ

2014年はニコラ行きが出なかったため飛ばして2013年。この世代においては、香音ちゃんの時代と同様、阿部紗英さんが絶対的なエースとして君臨していたため、これまた「ニコラ行きは阿部さんで確定」といった風潮。

しかし阿部さんが、ニコプチ卒業を控えた半年ちょっと前から、所属事務所を退所。今後の芸能活動をしばらく休止する意向であったことで状況が一変。大本命がニコラ行きレースから離脱します。

そこで、2番手永野芽郁さんに白羽の矢。スターダストの推しということもあり、繰り上がりでニコラ行きとなりました。

それにしても、いまでこそドラマ出演や映画出演で知名度上昇、女優としても大注目される永野さんですが、ニコプチ卒業後、ニコラ⇒セブンティーンコースに乗れたのは、ある意味運。まさに「持ってる」といえそうです。

2012:アヤメ⇒シヲネ⇒ミリア

ここで田尻あやめちゃんの登場です。あやめちゃんは文句なく同世代ナンバーワン。もちろん卒業特集における名前の表記も、掲載順も1番目。集合写真もセンターです。

しかし当時は、エイベックスとスターダストが1年ごとにニコラ行きを出し合っていた時代。ライジング(旧ヴィジョン)所属のあやめちゃんは、ついにニコラ行けず、敗者復活でピチレモン行きとなります。

で、そんなあやめちゃんに代わり、ニコラ行きとなったのが、2番手澤田汐音さん。もちろんこの背景には、スターダストの力が大きかったとされます。

あれから5年。そんな2人は今、ポップティーンで再会するも、ともに読モまがいのパッとしない扱い。とくにあやめちゃんについては、ポップ向きかというと、大いに疑問。活躍の場はそこじゃないというか、著しいミスマッチ感。

そもそも、ナルミヤ第5代シンデレラにして、ニコプチを代表する正統派のトップモデル。そのイマイチかみ合わない現状に付き、なんとも歯がゆい思いです。

2011:マリエ⇒アイ⇒シユウ

卒業生がたった3人だけという、歴代最少人数の年。とはいえ、全員が表紙複数回経験者で、かつ、ニコラ行き、ピチレモン行き、ラブベリー行きと、それぞれ卒業後の行き先がすんなり決定ということで、レベルは相当高かったといえます。

そんな高レベルな争いを制し、ニコラ行きを勝ち取ったのはエイベックスの飯豊まりえさん。一方で、2位の森高愛ちゃん&3位の関紫優ちゃんの2人は、愛ちゃんのラブベリー休刊により、結局ピチレで再会するというのも面白いところです。

2010:マミ⇒カノン⇒アヤカ

さらに面白いのが2010年。この年は、名前の表記、掲載順、集合写真すべて1番目で、表紙回数もトップ。完全なナンバーワン扱いである西野実見さんが、まさかのニコラ行きを辞退。

その裏には何があったかと言うと、夏に行われるミスセブンティーン2010オーデへの応募です。

もちろん、これにみごと合格を果たした西野さんは、やがてセブンティーンでも人気モデルとなるわけですが、基本「ニコプチ⇒ニコラ⇒セブンティーン」こそが中学生モデルのエリートコースとされる中、間のニコラをすっ飛ばし、飛び級的に一気にセブンティーン行きを決めるというのは、当時まさに画期的な出来ごとでした。

ちなみに、この年の3番手三吉彩花さんまでもが、西野さんと共に同年のミスセブンティーンに挑戦し、セットで合格するわけですが、ここまで来ると、さすがになにやら出来すぎの感も。

なお、この年のニコラ行きは、卒業同期2番手で、西野さんと同じくスターダスト所属の七木奏音さん。西野さんをセブンティーンへ、七木さんをニコラへと、さしづめスターダストによる使い分けといったところでしょうか。

2009&2008

さすがにこれ以上は、かなり昔の話になるので簡単に。2009年は「アイラ⇒サユリ⇒ミク」。2008年は「カホ⇒ヒデ⇒ルカ」。

とくにここでは、記念すべき「ニコプチ⇒ニコラ」の進級第1期生である伊藤夏帆さんに注目。

当然、伊藤さんがニコラで活躍できなかったなら、その後の採用は打ち切り。相当なプレッシャーもあったかと思います。

ニコラの卒業特集において、編集部コメントして「後輩ちゃんたち未来を切り開いた」とある通り、まさに伊藤さんは今のニコラ進級制度の礎を築いた最大の功労者といえます。

まとめ

以上、歴代ニコラ進級プチモを卒業年代別に見てきたわけですが、そもそもが今年の進級予想のための材料のはずが、解説メーンになってしまいました。

で、本来の予想に話を戻します。ここで改めて最初に提示した進級一覧表を眺めてください。すると、ニコラ行きは必ずしも1推しに限らないことが分かります。同時に、過去9年、1推し&2推しかニコラに行けないということも分かります。

つまり、予想の段階で、すでに3番手以下は完全に無視していいというわけです。ということで、莉那ちゃん&春果ちゃんのどっちが優位か。次回、最終結論となります。

ニコラで1番だれが好き?ニコモソート最新版

2017新年度ver.

f:id:GYOPI:20170110025531p:plain:rightいま作っている「ニコプチ⇒ニコラ進級予想2017最終確定版」が長い文章になり、けっきょく終わらなかったので、とりあえず今日はお手軽にニコモソートを更新。

今月号での、鈴木美羽さんたち新高2組6人の卒業に対応し、現役20人バージョンに改めました。

ぜひやって、香音部長の下、2017年度新体制における自分の推しモちゃんの順位を確認してみてください。
ニコモソート

ニコラから新加入、ピチレモン出身は4人減!

2017年度すイガール新体制

f:id:GYOPI:20170404025356p:plain:right本日の回より「すイエんサー」の2017年度放送がスタート。すイガールも、これまでにないくらい大幅な入れ替えが行われました。

すでに告知されていた通り、新メンバー4人が加わる一方で、21歳以上のメンバーはまとめてバッサリ卒業。ついに世代交代が断行されました。

そこで今日は、新メンバーを含めた2017年度すイガール新体制の検証。ピチレモン出身は誰が減って誰が残ったのか。新たにニコラから加わったのは? ニコプチ&セブンティーンラブベリーポップティーン出身は?

新年度メンバー14人全員につき、所属雑誌・出身雑誌といった観点から整理した上で、すイガール名簿を最新版に更新します。

ティーン誌完全制覇

今回、すイエんサー史上初となる現役ニコラの新メンバーは溝部ひかるさん&多田成美さんの2人。

番組8年目にして、ついにニコラを籠絡です。これにより、ピチレを起点に、ピチモ卒業生が移籍したST(まな)&POP(まえのん&ゆうみん)。2015年度から加わったニコプチ(のあ)。2016年度から加わったラブベリー(アリサ他)。

そして、今回のニコラに至り、いわゆるメジャー系ティーンファッション誌6つを完全制覇となりました。

すイガール14人体制へ

ピチレ出身として、2010年の初回放送以来、丸7年に渡り出演を続けてきたオリジナルメンバー前田希美ちゃん&谷内里早ちゃんの最年長ツートップに加え、荻野可鈴ちゃん&山田朱莉ちゃんまでが卒業。

その他ピチモ以外としては、山根千佳さん、宮原華音さん、岡田帆乃佳さんの3人も卒業。

こうして、2016年度メンバーである17人から上記7人が減って、新たにニコラ組+西尾美恋さん&平塚麗奈さんの4人加わったので差し引き14人。2017年度すイエんサーガールズは、ちょっと規模縮小で14人体制となります。

2017年度すイガール所属誌一覧

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表の見方

新体制におけるすイガールが、本業の専属モデルとして所属する雑誌を一覧にまとめまたのが上の表。

年齢は2017年の誕生日を迎えてのものとなります。また、「●印」は現在の所属誌。「○印」は過去に所属した雑誌、つまりは卒業生をあらわします。

こうしてみると、6誌それぞれに2人以上のすイガールがいるということで、ピチレ独占だった2010年度から2014年度までとは様相一変。

今回、特にニコラから2人セットで加入させた点、どの雑誌にも満遍なく声がかかっていることが見て取れます。

旧ピチレ勢の衰退

最後に、ピチレ系の増減をまとめて終わります。今回の新加入&卒業により、旧ピチレ組の勢力はどうなったのでしょうか?

2010年度から2014年度までの5年間はもちろん100%。そこから、初めて他誌へと門戸開放なった2015年度は15人中10人がピチレで66%。

続く2016年度は17人中8人でついに47%と過半数割れ。そこからさらに4人減らした今回はというと、14人中4人となり、占有率は28%にまで下落。3割すらも維持できませんでした。

まとめ

もはや「すイエんサーピチレモン」といった認識は完全に過去のものとなりました。

番組サイドといては、上で書いたように「満遍なく」をキーワードに、視聴者世代を意識して、バランスよく各誌からすイガールを採用する方針を取っていることは明白です。

今回、ニコラが加入したことで、ますます視聴者は増えるでしょうし、懸案だった世代交代もようやく実施されて一安心。

2017年度、ややマンネリ気味にもなっていた感もあるここ最近とは一味違った新しいすイエんサーを期待したいと思います。(この原稿は月曜深夜に作成。まだ放送は見てません)
⇒参考:すイガール名簿